うつくしい肌
皮膚は骨格や臓器などをまもる一枚の皮袋で、臓器の一種ともいわれています。
内臓のどこかが悪いと皮膚にも症状が現れてきますが、
健康あってこそ美しい肌が保たれるのです。
健康とはWHO(世界保健機関)では次のように定義しています。
「健康というのは単に虚弱がないばかりでなく、肉体的にも精神的にもそして社会的にも健全な状態であること」
美しい皮膚とは、表面が滑らかできめ細かく、潤いと弾力がある皮膚のことを言いますが、
実際にこの条件を備えているのは10代の中頃~20代の初めまでの青春時代の若者でしょう。
鍛えぬかれた若い肌は見事なものですが、一般的には20代の後半になると
皮膚の弾力が次第に失われ、年を重ねるにつれて皮膚のたるみが生じ、シワも増えてきます。
皮膚は18~20%の水分を持っていますが、
みずみずしい肌というのはやはり水分が多いといえます。
年齢が加わるに従って、皮膚の水分が減ってくることは避けられないことですが、
マッサージを続けることによって血液の循環をよくし、
皮脂や汗の分泌が促されますので老化スピードをいくらか遅くすることはできます。
私たちのまわりは、
車の排気ガス中の化学物質や細菌・カビなどの外界の刺激物に取り込まれています。
これらの外からの異物が皮膚表面に付着したものとか、
体内からの分泌物あるいは代謝による老廃物などをのこしておくと
皮膚障害を起こす原因になります。
健康で美しい肌を維持し老化を先送りするためにも、
からだを常に清潔にすることが必要です。美しさの元は清潔であることも大切なのです。
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