化粧品とは何だろう?
私たちがいつも使っている化粧品とはどのようなものでしょうか。
薬機法での化粧品の定義は
「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、
または皮膚もしくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布
その他これらに類似する方法で使用されるされることが目的とされている物で、
人体に対する作用が緩和なもの」
とされ、55項目の効能が認められています。
この項目以外の効能は化粧品では認められていません。
いわゆる薬用化粧品は医薬部外品(略して部外品)になります。
部外品は染毛料、育毛剤、薬用化粧品のように人体に対する作用があっても
「身体への作用が緩和であり、疾病の治療または予防に使用せず、
身体の構造、機能に影響を及ぼすような使用目的を併せ持たないもの」
とされています。
部外品は、その有効成分及び効能についておおよその目安が述べられており、
特定の成分については部外品でないと配合できません。
私たちが一般に化粧品と呼んでいるものは、薬機法上 化粧品 と 部外品 で、
いずれも長期で使用されることが多く、副作用は許されません。
化粧品にはどのような種類があるの?
使用部位や使用目的などによって分類は異なりますが、日常よく用いるのは
スキンケア、メーキャップ、ボディケア、
ヘアケア、オーラルケア、フレグランスです。
また、化粧品は
「皮膚や毛髪を清潔にし、健康を維持するもの」と
「容貌や印象を演出するもの」に分かれます。
前者はスキンケア全般と毛髪と頭皮のヘアケアなど。
本来の私たちの肌や毛髪を正常に保つための生理的解明と、
それを達成する薬剤、基材の開発が必要です。
後者はメーキャップやヘアカラー、フレグランスなど。
より美しく演出するために心理学やアートなども必要になるのです。
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