石けんの歴史
石けんの歴史は古く、紀元前までさかのぼるとされています。
現代の石けんの端緒となったのは神事などで羊の丸焼きをした際に、
したたり落ちた脂肪分が燃料に用いた植物の灰とまざり合ったものです。
それを水に溶かした液に洗浄力があることがわかったのです。
植物の燃えた灰にはカリ(K)成分が含まれており、これと脂肪酸とが結合した
今でいう「カリ石けん」の形態をつくり出したものと考えられます。
これこそ生活の中からためされ工夫された当時の人間の知恵による発見といえるものです。
現代につながる工業的製法に基づく石けん製造は
ヨーロッパを中心に9世紀頃からその発端があり、
フランスのマルセイユやイタリアのベニスなど次々と生産されはじめました。
現在マルセル石けんなどの名称が残っているのも、当時の地名からきています。
さらに十二世紀にはフランスのルブランが食塩から石けんの原料として
必要な炭酸ナトリウムの製造法を開発してから、石けん工業は急速に発展しました。
日本には19世紀になってからその製造法が伝わり、
長崎や横浜で石けんの製造が開始されました。
もちろん、現代のような高品質の石けんではありませんが
それまで石けんがない時代であったため、人々はその洗浄力に感嘆しました。
まさに文明開化そのものといえます。
なお、石けん以前には
木炭や植物のムクロジやサイカチの実の汁などが汚れを落とすものとして使われており、
人々は自然界からの産物を利用していたようです。
そんな石けんも今では日常的に使うものになっています。
毎日使う石けんだからこそ、自分の肌に合う贅沢な石けんを選びたいですよね。
一粒の宝石のようなキラキラ輝く石けんがあるはず。
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