夏の紫外線とその対策について
夏の紫外線、対策と方法!
もうすぐ6月後半になるこの時期、すでに梅雨入りし湿気でじっとりあつい日本の夏となってきました。
そこでいちばん気を付けなければいけないのが紫外線。
この暑くなりはじめる微妙な気温の変化、肌トラブルも多くなるのではないでしょうか。
ちなみに筆者は日差しを浴びると熱を出したり皮膚の薄い頬などに発疹が出たり...日焼け止めが離せません。
夏になるとピークを迎えるやっかいな紫外線。そもそも紫外線とは?となる方も多いと思います!
今回は紫外線~夏の対策までお話したいと思います。
そもそも紫外線とは?紫の意味
生命が生きるために必要な太陽光。その太陽光には可視光線と赤外線、紫外線の3種類から成っており、地球上の生物に様々な影響を与えています。
紫外線はその中でも短い波長の光で、UVA、UVB、UVCという3種の光線から成り立っています。UVCはオゾン層に遮られ、地表にたどり着くことはありません。
実際に私たちに降り注ぐのはUVB、UVAとなります。ただUVBも多くはオゾン層に吸収されるため、地上に降り注ぐ量はオゾン層に影響されます。
UVAの肌への影響
UVAは地上に到達する紫外線の約90%以上を占めており、オゾン層の影響もうけにくく、1年を通して地上に降り注いでいます。雲や窓ガラスも透過し、室内や車内でも窓際で日焼け・・・とう可能性も。
肌の奥の真皮まで侵入し、肌のハリや弾力を失わせます。また、すでにできているメラニン色素を酸化させて、肌を黒くさせる作用も。
UVBの肌への影響
地上に到達する紫外線の約3%に該当します。
雲の量やオゾン層などの影響を受けやすく、紫外線の量は季節などの変化で変動します。
ただし量はすくないですが、肌への影響が強く、短時間でも肌が赤くなったり、黒くなったりと炎症やしみの原因になります。また肌表面の表皮細胞やDNAを傷つけるなど生体への損傷を及ぼします。
紫外線による肌のダメージ
紫外線を浴び続けることで、シミやシワといった肌の老化を招き、さらには皮膚がんを誘発といった最悪の原因になることもあります。
加齢にともなう老化と比べ、UVAがもたらす老化は硬くゴワゴワした肌に深いシワが刻まれます。
ヒマラヤなどの高地に住む人達は紫外線の影響を受けやすいので、20代からこの症状が現れると言われています。
日やけは肌へのダメージ
夏、外で日差しを浴びると肌が赤くなったり黒くなる日やけ。
人によってタイプが事なりますが比較的日本人に多いのが「赤くなった後、いつも黒くなる」「わずかに赤くなってすぐ黒くなる」「色が白めの肌色で、すぐ赤くなり、ほとんど黒くならない」タイプです。
中でも「色が白めの肌色で、すぐ赤くなり、ほとんど黒くならない」タイプの人は特に紫外線の影響を受けやすいと言われます。もちろん他のタイプも日頃からの紫外線ケアを怠ってはいけません。
ケアにも様々あります。日中肌を紫外線にさらさない為日傘を使う、UVカットアームカバーなどで肌をおおう、日やけどめを小まめに塗るなど...。
紫外線は多い少ないあれど年中降り注いでいます。また晴れじゃないから大丈夫、というのも危険…曇りでも紫外線はしっかり降り注いでるのです。
日焼け止めの選び方
日焼け止めには「SPF」や「PA」「+」といった表示があるのを知っている方は多いと思いますが、これがどんな意味を持っているのか知らない方もおおいはず。
これは太陽から降り注ぐ紫外線に対する防止効果を示すもので、一緒に記載されている数字が大きいほどその防止力が高まります。
SPF・・・Sun Protection Factorの略でUVBに対する防止効果を示しています。
SPFは2~50さらに50以上は「50+」と表示されます。
数値が大きいほどその防止力は高くなります。
PA・・・Protection Grade of UVAの略でこちらはUVAに対する防止効果を示すものです。PAは「PA+」~「PA++++」の4段階で表示され、「+」が多いほど防止力が高くなります。
ただし数値が高いからという理由で選んでしまうのもあまりよくない時も…。
自分の肌の調子や使用時に出かける場所などによってはSPF30・PA+++程度でも十分。
強すぎるものは肌への負担も強くなります。
こまめな塗り直しが重要
肌に塗っても、汗や水、皮脂やタオル、ハンカチなどの摩擦等で効果は少しずつ落ちていきます。徹底的な紫外線対策で肌を守るなら、2時間おきにこまめに塗り直しましょう。しっかり持続させることができますよ。
日焼け後のアフターケアが重要
シミシワの原因となる日焼けですが、うっかり日焼けしてしまった後の対策も重要。
日焼けをした肌はやけどと一緒で肌が炎症を起こしている状態になります。まずはできるだけ早く冷やしましょう。
また日焼けした肌は脱水状態になっているので、徹底的に保湿が必要となります。
刺激の少ない化粧水などのスキンケアを使って肌に保湿を与えてください。
肌がヒリヒリしている間はできるだけ温めず、冷却と保湿を数日続けましょう。