リーブルアロエ

フタバ化学通販部が商品の紹介や季節のネタをお送りするブログ

ミズスマシや白鳥と洗濯の不思議な関係

キーポイントは『濡れ』

突然ですが、ミズスマシや白鳥と洗濯は関係があります。

これはなぞなぞではありません。

洗濯は濡れなければ出来ないですし、彼らは逆に濡れないように出来ているのです。

f:id:leavl:20201210190848j:plain

f:id:leavl:20201210190905j:plain

ミズスマシやアメンボウは濡れにくさを活用して水面を走りまわり、

白鳥やアヒルは羽毛で水の上に浮いて、さらには保温までしています。

濡れにくさとは水をはじく『撥水性(はっすいせい)』のことをいい、

ハスの葉の上にうつくしい水滴が玉になっているのもこの『撥水性』によるものです。

 

『濡れ』は私たちと深い関係がある

朝起きて顔を洗い、歯を磨き、お米をといで炊いて、食器を洗う。

洗濯をし…そしてお風呂に入る。

一日の生活ばかりでなく、一生もうぶ湯ではじまり湯かん終わります。

 

もし「濡れること」がなければ、字も絵もかけませんし、

ご飯を飲み込むこともできません。

私たちの肌もハスやミズスマシほどではないですが、もともとは濡れにくくできています。

f:id:leavl:20201210190945j:plain

もし化粧品に「濡れやすくするもの(しっとりさせるもの)」が入っていないとなると

お化粧をしてもすぐに落ちてしまっい、ムラができてしまいます

 

このように「濡れやすくするもの」は『界面活性剤』といいます。

『界面活性剤』とは

2つの異なる物質の境界の面に働きかけて互いになじんだり、

濡れたりさせるもので洗剤も石けんも同じ機能をもっています。

 

ですから、ミズスマシのいる池に洗剤をどんどん入れてしまったり、

白鳥を石けんで洗ったりしてしまったらりしてはいけません。

 

どちらも濡れやすくなってしまったら、沈んで溺れてしまいますからね。